2011年5月30日月曜日

参加首長のメッセージ<9>

〇嶋 保 北海道余市町長からのメッセージ
〇2011年5月30日から嶋 保 北海道余市町長が参加しました


公務員が庁舎の中に閉じこもって公務員だけで政策を決定する。そんな時代はすでに終わっています。これからは、自治体職員として積極的にまちに飛び出して、市民と一緒になってまちづくりを進めていかなければなりません。前例踏襲主義から脱却して積極的に地域に飛び出しましょう。

2011年5月28日土曜日

参加首長のメッセージ<8>

〇安田 公寛 熊本県天草市長からのメッセージ
〇発起人の一人である安田 公寛 熊本県天草市長からのメッセージ


 この度の東日本大震災によって尊い命を亡くされた方のご冥福をお祈りするとともに、被災されました皆さまに対し、心からお見舞い申し上げます。また、各地で復旧支援活動に携われている皆様に心より敬意を表します。
 さて、同震災を契機にボランティア活動のための休暇制度を拡充する自治体が全国で広がっていると思います。天草市では、4月20日付けで東日本大震災の被災地支援活動に限り、これまでの5日間としていたボランティア休暇制度を10日間に延長しました。
 本市は、熊本県の最西端に位置し、被災地から距離があり、往復に要する時間を考慮しての改正です。現在、支援活動希望者の多くは、公務派遣によって現地での活動に取り組んでいますが、これから長期的な支援が必要なことは言うまでもありません。同制度を活用して、職員が自主的に被災地で支援活動を行うことを首長としても応援していきたいと思います。

2011年5月22日日曜日

参加首長のメッセージ<7>

〇鈴木俊美 栃木県栃木市長からのメッセージ
〇2011年5月20日から鈴木俊美 栃木県栃木市長が参加しました


「出る杭の打たるる事をさとりなば、ふらふらもせず、後くいもせず」これは喜多川歌麿の肉筆画である『巴波川杭打ちの図』に添えられた栃木の豪商通用亭徳成の狂歌です。歌麿ゆかりの地の市長として、「出すぎた杭は打たれない」という歌麿の精神を継承し、地域に飛び出す公務員を応援していきます。

2011年5月16日月曜日

参加首長のメッセージ<6>

〇田岡実千年 和歌山県新宮市長からのメッセージ
〇2011年5月16日から田岡実千年 和歌山県新宮市長が参加しました



”ふるさとのまちづくりは市民とともに”をスローガンに「市民と協働する市役所・職員」の実現をめざしています。市民がまちづくりに参加しやすい態勢を整備すると共に、市の職員が一市民としてコミュニティーに積極的に参加する意識を醸成させ、市民と一体となった「新しいまちづくり」を進めていきます。

2011年5月11日水曜日

参加首長のメッセージ<5>

〇鈴木英敬 三重県知事からのメッセージ
〇2011年5月10日から鈴木英敬 三重県知事が参加しました


私は「日本一現場に飛び込む知事」を信条にしています。自治体が解決すべき課題は地域という現場にあります。自ら進んで飛び出し、空振りを恐れずバットを振り、エラーを恐れず三遊間のゴロにチャレンジする公務員を応援します。地域で住民と一緒に汗をかく「共汗力公務員」(きょうかんりょくこうむいん)になりましょう。

2011年5月1日日曜日

参加首長のメッセージ<4>

〇井原 巧 愛媛県四国中央市長からのメッセージ
〇発起人の一人である井原 巧 愛媛県四国中央市長からのメッセージ

 (2011年4月18日配信時事通信社iJAMPより)

2008年に発足した地域参加型の公務員を目指す組織「地域に飛び出す公務員ネットワーク」(代表・椎川忍総務省自治財政局長)は、11年3月末現在1270人のメンバーが連絡を取り合い、社会貢献、地域づくり、自治会、NPOなどの活動への参画、新しい公共のあり方、住民協働について実践し、意見を交換している。3月にそのネットワークをサポートしようと、全国の9知事、31市町村長が「応援する首長連合」を組織した。その発起人の1人、愛媛県四国中央市(9万2600人)の井原巧市長(いはら・たくみ=47)に、発起人としての思いを聞いた。




―発起人になられたきっかけは。
四国中央市は以前から、市民と市職員による「協働のまちづくり」を実現すべく活動しており、公務員が地域に出て行くことを奨励していた。発起人代表の古川康佐賀県知事は、地域に飛び出す公務員を体現している人。09年に障害児者支援のセミナーを市で開催した時にも、パネリストになってもらうなど懇意にしており、趣旨に賛同した。



―「地域に飛び出す」ことの意義は。
公務員の役割は地域と行政をつなぐこと。職員にとって、現場の声を聞き、職場にフィードバックすることで市民目線を養うことができる。今、市民はどんなことを考えているか、どういうことを不満に思っているかが分かる。職員の資質を伸ばし、結果として市役所の質の向上が図れる。
職員によく言うことだが、どの分野の行政活動でも市民の協力、ボランティア無しではできない。市民の地域力、ボランティア力があってこその行政。公務員が率先して地域に出て行って、地域力が失われないよう取り組まなければならない。

―首長として、具体的にどのようにサポートしていくのか。
国や県と違い、市の職員は日々市民と接触しており、特に四国中央市職員は十分地域に飛び出していると思う。今後は環境づくりが必要になる。土日だけでなく、平日でも出て行けるようボランティア休暇を拡充し、取りやすい仕組みをつくるなど、気兼ねせず地域に飛び出していける環境を整備する。ボランティアの形態も変わってきており、それに合わせた仕組みづくりが必要。

―具体的に四国中央市で行っていることは。
一例だが、市では鳥取方式による校庭・園庭芝生化事業を09年度から行っている。これも市が主体的に行うのではなく、原材料費は市が出し、植えるのと維持管理は市民が担うという、市民団体との協働事業。そのほかにも市民と市の協働のまちづくり施策を多数行っている。

―市長自身で行っていることは。
市長になる前に私立幼稚園のPTA会長を7年務めたり、商工会議所青年部でイベントや募金を行ったりと、以前から地域に関わってきた。市長就任後も、市長室にいると課長、部長のフィルターを通した話しか聞けないので、情報交換の場として本庁舎と3支所のロビーで月3回以上、市民サロン(移動市長室)を開き、まちづくりへの意見を聞いている。発達支援イベントや心身障害者の保険掛け金への市単独補助など、市民のアイデアや要望を多数具体化してきた。


地域に飛び出す公務員を応援する首長連合は、佐賀、長野、高知、滋賀、山形、長崎、鳥取、埼玉、愛媛の各県知事と、全国31市町村の首長が発起人となり発足した。

〔横顔〕
県議会議員を2期務め、3期目の途中で合併後の初代四国中央市長に当選、現在2期目。10年には、若い世代に政治に興味を持ってもらおうと、市長仲間に声をかけ、19人の若手市長が夢を語る本「市長の夢」(いろは出版)を出版。
〔市の自慢〕
名前の通り、四国のほぼ中央に位置し、北は瀬戸内海、南は法皇山脈から四国山脈へと続く山間部が広がる。山脈からの豊富な水を使った工業が盛んで、紙製品の出荷額は日本一。11年度には、地元の大手紙おむつメーカー2社と協働で、全国で初めて1歳未満の乳児がいる家庭に紙おむつを無償で提供する「紙のまちの子育て応援事業」がスタート。
〔ホームページ〕


(松山支局・光石連太郎)(了)(2011年4月18日配信)
2011年4月18日配信時事通信社iJAMP より