2012年6月28日木曜日

参加首長メッセージ<24>

〇清水 勇人   埼玉県さいたま市長からのメッセージ
〇2012年6月28日から 清水 勇人  埼玉県さいたま市が参加しました

 
答えは常に現場にあります。私自身、「徹底した現場主義」をモットーに、市民の皆さんの声を直接聞くことで、また、PTAや父親の会、地域のスポーツクラブや農業体験活動、清掃活動の経験をする中で、多くの「気づき」を得てきました。これからの行政は、市民との協働は必要不可欠。そのためにも、まずは職員が地域に飛び出そう!


2012年6月24日日曜日

iJAMP連載 ~首長コラム №7~

〇時事通信iJAMPで首長コラム連載中!
〇安田 公寛  熊本県天草市長のコラム
(2012年6月21日配信時事通信社iJAMPより)

★職員は地域のけん引役に
 熊本県天草市長・安田公寛

 熊本県天草市は、2006年3月27日に2市8町という広域合併によって誕生しました。
 私は天草市の初代市長として、職員の皆さんに、地域に足を運び市民の皆さまとの対話によって地域のニーズをつかんでほしいということを申し上げてきました。これは決して御用聞きということではなく、市民の皆さまの声に耳を傾け、そのなかで市として取り組むべき課題を把握し、政策を計画し、実現に向けてともに歩んでいくスタイルだと感じています。
 天草市では合併当初から小学校区や、行政区を単位とした51の地区振興会組織を立ち上げていただいておりまして、すべての振興会に担当の市職員を配置しています。各地区ではそれぞれの地域の皆さまが中心となって、特色ある事業が行われています。市民との協働によるまちづくりを進めておりますが、それぞれの地域では出身者である職員も地域の一員として、さまざまなアイデアを出し、共に課題解決に向け頑張っていると感謝しているところです。
 少子・高齢化、人口減少時代に最も必要なことは人材の確保そして育成であると思います。
 11年度、「天草の宝となる人財育成プロジェクト」をスタートさせたほか、さまざまなプロジェクトチームを発足させました。プロジェクトチームの役割は、決して行政内部の調整役ではありません。いかに市民の皆さまとともにプロジェクトを進めていくかがカギです。
 そのためには、現場へ何度も足を運び、市民の皆さまの声を聞いていただきたいと思います。天草市は広域のため、行政との距離が遠くなったと言われます。しかし、本当に必要なことは、市民の皆さまが何を思い、何を課題と感じているのかに「気づき」それを政策というかたちで「描き」、実現してこそ信頼関係は生まれるものと思っています。
 行政と市民の心の距離はいつも近くにある。こうした気持ちを持っていただくのは、やはり信頼関係に他ならないと思っています。
 信頼は築くのは大変難しく、時間もかかりますが、公務員が地域へ飛び出し市民の皆さまと共に汗をかき、地域活性化、課題解決のため、時間を共有することが第一歩であると信じています。何よりも、自らが意識を変えることで、周りの皆を変えることができるのです。
 公務員が変われば市民が変わる、市民が変われば地域が変わる。時代を切り開く開拓者精神の志をもって積極的に地域に飛び出していただき、けん引役となる職員がますます増えることを期待しています。(了)

(2012年6月21日)

安田公寛(やすだ・きみひろ)氏のプロフィル
 1949年生まれ。熊本大学法文学部卒業、駒沢大学大学院修士課程修了後、旧本渡市教育委員長を経て、2000年4月より旧本渡市長を務める。06年3月、天草市が誕生し、同年4月初代天草市長に就任、現在2期目。天草広域連合長、財団法人熊本県市町村振興協会理事長、11年4月から熊本県市長会会長にも就任。

2012年6月16日土曜日

『地域公務員になろう今日からあなたも地域デビュー!』まもなく発刊!

公益財団法人 日本都市センター編集「地域公務員になろう今日からあなたも地域デビュー!」(株式会社ぎょうせい)が、まもなく発刊されます。

この書籍には、公務員の地域活動についての意義や実際に地域活動している公務員の体験談等が掲載されています。
また、この「地域に飛び出す公務員を応援する首長連合」についても紹介をしていただいています。
http://shop.gyosei.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=7510

ぜひ、みなさんもご覧ください。

書籍詳細は下記の通りです。
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「地域公務員になろう今日からあなたも地域デビュー!」
公益財団法人 日本都市センター/編集
稲継裕昭、髙橋清泰、宮田昌一/著
A5判
定価1,500円(本体1,429円)
「地域公務員」20名の、生き生きとした体験談が参考となります!
本書は地域活動に参加したい・地域に深く関わりたい公務員の方の、一歩踏み出すきっかけとなる一冊。
地域・ひとと積極的につながり、「住民のひとり」として生き生きと活動するあなたが、地域公務員です。

目次
第1章 「地域公務員」の意義と課題
第2章 わたしたち「地域公務員」です!
 1 「公務員だから。」は言いません!
   関本尚彦(高岡市職員)
   活動内容:地元のまちおこし
 2 飛び出して、頭こすって、火をおこす
   大西賢治(四国中央市職員)
    活動内容:子ども・PTA
 3 「事務屋」の実力
   中西大輔(滋賀県職員)
   活動内容:生活困窮者支援
 4 あれこれどれどれ
   加藤美浩(札幌市職員)
   活動内容:音楽・コミュニティFMによるまちづくり
 5 無理せず「できるしこ」で家庭円満
   吉良直子(熊本市職員)
   活動内容:障害福祉関係のボランティア活動
 6 「好き」という確かなコンセプト
   五味修(東京都職員)
   活動内容:神奈川県産品の地産地消推進
 7 職場に家庭に感謝です
   遠山孝昭(高松市職員)
   活動内容:青少年スポーツ指導員
 8 地域に根差した郷土芸能
   川野義明(臼杵市職員)
    活動内容:地元伝統芸能保存
 9 プラスを生み出すアプローチ
   杉山昇太(横浜市職員)
   活動内容:子ども主体のまちづくり活動NPO
  10 プラスワンは公務にも役立ちます!
   岩永幸三(佐賀県職員)
   活動内容:全国規模のNPO活動(事務局長)
 11 風の子ひろば、サイコー
   岩波豊明(諏訪市職員)
   活動内容:自治会・子ども会
 12 「ごほうび」をくれる子どもたち
    横山利典(宇都宮市職員)
    活動内容:少年野外活動ボランティア
 13 「何でも屋」で得た応援団
   馬袋真紀(朝来市職員)
   活動内容:地元の地域自治活動 
  14 見方を変えて、味方を増やす
   竹山和弘(栗東市職員)
   活動内容:まちづくり活動
  15 公私の別なく「自分」を生きる
   宮城島清也(静岡市職員)
   活動内容:スポーツ支援活動NPO
  16 急がば回れのまちづくり
   樋口克利(西宮市職員)
   活動内容:環境まちづくり活動
  17 情熱系公務員は「まちおこしギタリスト」
   成瀬敦史(八尾市職員)
   活動内容:生演奏でのまちおこし
  18 口で言うだけ、考えるだけ?
   西谷寛(神戸市職員)
   活動内容:環境教育啓発NPO
 19 バラバラだから面白い
    渡辺大介(富士河口湖町職員)
   活動内容:まちづくり活動
 20 「住民である自分」に思いをはせて
    加藤ひとみ(元埼玉県職員)
   活動内容:マンション自治会活動等
第3章 「地域公務員」になろう!
第4章 地域活動等ができる環境づくり